藝藩通志の説明
このブログでたまに載せている古地図は藝藩通志という古い本から持ってきたものなのですが、詳しく言うと
藝藩通志を見る方法
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復刻版
復刻版の方はとんぼ草というブログからオンラインで見ることが出来ます
また、広島市立中央図書館や他の県の大学図書館にも置いてあることがあります。大体「藝藩通志 巻1~巻5」のように数冊の場合は岡田氏が編集したものになります
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原本
原本の方は国立公文書館デジタルアーカイブから閲覧・ダウンロードすることが出来ます。
こちらは冊数がおおくて探しにくいので、とんぼ草のほうで目当てのページが何巻の何ページにあるかを知っておいてからデジタルアーカイブで検索するとすぐに見つけられます
復刻版と原本の比較
復刻版が原本を参考に書き直した以上、多少の誤りが存在します。たとえば、以下は戸河内村の東の端の所を拡大したものです
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この比較では左端に「大仁古」という集落がありその右側の山を切り開いたところに「タヲ」という土地があります。これが、復刻版では「タキ」になっているのが分かります。実際には今の安芸太田町の温井ダムの東側に「鬼後(➩大仁古)」、「垰(たお)」という地名があるので、おそらく原本の方が正しいです。
一方でその逆として、「戸谷村」の文字の左上を見ると原本の方は何も書かれていないのに対し、復刻版のほうは「安中」と書かれてあります。これが、じつは私がたまに訪れている安中集落のことです。